2007年04月10日
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「トチローとハーロック>西部の男>東部の男」シヌノラが男を評価する尺度は何か?

Written By: オータム連絡先

 シヌノラは、男性自身の堅さによってトチローとハーロックに価値を見出したように見えます。

 しかし、それが全てとは言えません。

 シヌノラは、自分が寝ていない男も含めて、「トチローとハーロック>西部の男>東部の男」という序列を付けて評価しているように見えるからです。

 はたして、どのような観点で、この序列は付いているのでしょうか?

女を犯す手順の差異 §

 この3つの序列は、「女を犯す手順の差異」として認識できることに気付きました。

 つまり、以下の通りです。

東部の男 §

 交渉や組織のルールなどを元に、代償を支払うことを通じて女を犯す。

 (例: 鉄の掟を持ち出さねばシヌノラを犯せないノグソンや、シヌノラに金を渡すことを通じて抱くデラメダム等)

西部の男 §

 「男は殺せ 女は犯せ」という西部の掟により、交渉、組織のルール、代償などは一切抜きで犯したい女を犯す。

 (例:何もかも貪欲に奪っていったムリグソンや、全ての場所を極め尽くすというリトルビッグペニス)

トチローとハーロック §

 女性を尊重し、相手の同意が無ければ性行為には及ばない。2人で同時に犯すような卑怯なことも、けして行わない。

順位の考察・女を娼婦扱いする意味 §

 ここで、シヌノラの立場に立って、考えてみましょう。

 この3つにどのような序列を付けるべきでしょうか?

 まず、「トチローとハーロック」に最も高い評価を与えるのは自然な成り行きでしょう。

 次に、東部の男と西部の男のどちらをより上位に見るかです。

 ここで重要なことは、いずれにしても両者の男はどちらも「女を犯す」ということです。結末には変わりがありません。

 違いは「交渉、組織のルール、代償」の有無だけです。

 しかし、結末が同じなら、交渉など空虚な言葉遊びに過ぎません。

 もし、代償をもらって犯されるのだとすれば、それは女を娼婦扱いすることに他なりません。そのように考えるなら、「東部の男」とは最低ランクに位置づけられます。

 それと比較すれば、代償を出すことなく単に犯す「西部の男」は、女を「娼婦」ではなく「女」として扱っているという意味で、むしろ上等です。

 これを合わせると、「トチローとハーロック>西部の男>東部の男」という男を評価する序列が浮かび上がります。

シヌノラ・ファン

FROM GUN FRONTIER