シヌノラは優しい女であり、何をされても大抵は許します。
しかし、銃で殺すというシーンはいくつかあります。
以下がそれです。(たぶんこれで全部と思うが……)
- 「ガンフロンティアへの出発」トチローとハーロックを狙う男を射殺
- 「ガンフロンティアへの出発」又製造の女2名を射殺
- 「ガニマタ賛歌」ストライカーとハードネットを射殺
- 「怒髪大用心棒」殺そうとした相手を射殺
- 「ミス イザナミの乱行」自分の翻意を求めた5人を射殺
- 「怒りのチビ」事後に主犯を射殺
「怒髪大用心棒」は除外して考えましょう。これは具体的に死に瀕したケースでの反撃です。
そうすると、「ガンフロンティアへの出発」以外は全て複数同時プレイで自分を犯した相手を射殺しています。
逆に、これ以外の複数同時プレイは結末が曖昧であり、別の方法で犯した相手が死んでいるケースが大半です。
更に言えば、「ガンフロンティアへの出発」だけは「殺人したあとで犯される」という順番の倒置を受け入れればこれも同じカテゴリに分類できます。
つまり、以下のような推定が成り立ちます。
- シヌノラにとって、複数同時プレイと殺人はワンセットである
- 複数同時プレイは単なる約束であっても構わない。未来に可能と分かっていれば良い。プレイ実行後である必要はない
従って、以下の説明がつきます。
- 「ガンフロンティアへの出発」で代理殺人をわざわざ自分から買って出るのはなぜか
- 「ガニマタ賛歌」で自分に喜びを与えたばかりの男を即座に射殺するのはなぜか
- 「ミス イザナミの乱行」で相手の話を偽って伝えてまで射殺したのはなぜか
つまり、「合理的な理由はあっても無くても構わない」のであり、単に殺したかったから殺しただけと言えます。
とすれば、「怒りのチビ」で事後に主犯を射殺したことも、実は殺人の口実に「主犯である」という事実が使われただけとも見なせます。
一方で、相手が1人の場合は、どれほどの相手に犯されようともシヌノラは許しています。特に殺そうとはしていません。(「怒髪大用心棒」を除けば)
本当に怖いガンフロンティア §
とすれば、トチローとハーロックが2人がかりでシヌノラを犯していたら、2人は既にシヌノラに射殺されていたかも知れません、トチローのたしなみのおかげで命を拾ったことになります、
ただし、殺人衝動のはけ口が他にあれば犯した相手を射殺しない場合もあり得ます。「ガンフロンティアへの出発」の護衛2名はシヌノラに撃たれてはいません。
オマケ §
実は、「ガニマタ賛歌」でシヌノラがストライカーとハードネットを射殺する展開があまりに唐突すぎると思って調べてみると、「ミス イザナミの乱行」で殺した相手を偽って伝える行為も唐突すぎると気付きました。つまり、表面上の理由ではない何かが想定されねば上手くまとまりません。
一方で、「複数同時プレイ」に注目すると、相手をトチロー、ハーロック、インデアンが殺してしまうケースが大半であり、シヌノラが殺すまでもありません。
とすれば、「複数同時プレイ」と「殺人」は直結しているというアイデアに至ります。あとは、「ガンフロンティアへの出発」で順番が倒置しているだけと気付けば、あとは書くだけです。