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FA-99 Picture 1

CGギャラリー 99式3次元戦闘爆撃機(架空)


 1997年10月12日アップデート
 ここは、安物電子動画研究所製作CGのギャラリーです。作品「99式3次元戦闘爆撃機(架空)」の展示ページです。

制作の経緯

 EDENAS/3D DESINGER 2.0を購入して、何かサンプルを作ろうかな〜、と思ったのが発端です。実質制作時間は、1日未満です。

 ソフトの評価用のサンプル制作のため、内容は、まあ、てきとーに格好良ければいいかぁ、という感じで、出任せの適当です^^; たまたま、このソフトのチュートリアルの作例が飛行機だったもので、じゃ飛行機かな、と安易に決定^^;

FA-99 Picture 2

ストーリー

 ときに、22世紀後半。人類は、白色矮星の周囲に地球型大気の帯が周回している不思議な天体を発見した。ここには、人類が呼吸できる大気がありながら、自由落下状態、つまり、見かけ上無重力になるのであった。そして、無重力化で巨大な木が成長する独特の生態系を要する豊かな自然のある場所でもあった。人類は、無重力環境専用のプラントを、安価に建造できるチャンスと見て、盛んに入植した。だが、互いに敵対する複数勢力の入植は、軍事的緊張感を煽るものであった。しかし、従来の大気圏内戦闘機や、宇宙戦闘艇では、この特殊環境になじまず、ついに登場したのが、この環境に特化した専用機体である。

FA-99 Picture 2

 日本連邦宇宙軍は。2180年代の同星への入植後、2192年の無重力動乱、2193年の自由落下戦役を経て、専用兵器の必要性を痛感し、三菱、富士重工、新明和に対して競争試作を命じた。採算性の期待できない特殊兵器のため、三菱、富士重工は撤退し、最終的に宇宙軍の期待に応えたのは、新明和のみであった。97試特殊局地戦闘機と呼称された本機は、2199年に正式採用され、99式3次元戦闘爆撃機(略称FA-99)となった。

 2201年に勃発した北央(北部中央アメリカ連合)との大気圏内小惑星利権を巡る紛争の際に、本機は北央の宇宙戦闘機部隊に対して、圧倒的な優位に立ち、存在価値の世界にアピールした。これ以後、本機は、ユナイテッドアフリカ、ウェストユーラシアなどへも輸出され、総生産機数は500機を超えた。単一環境専用機としては、最大数の生産量である。


 なんてね。作ってしまった形状から、適当にストーリーを捻り出しました。特殊天体はラリー・ニーヴンの「インテグラルツリー」の単なるパクリです^^; ニーヴンさん、ごめんなさい。

FA-99 Picture 2

製作方法

 機体は、EDENAS/3D DESINGER 2.0でモデリング、レンダリングしています。
 このソフトでも、これぐらいの形状は、簡単に作れます(^_^)
 本当は、垂直翼に、FA-99というロゴを入れたかったのですが、マッピングのUVパラメータの意味を勉強してないため、うまく貼れないことが発覚^^; 急遽、迷彩塗装のビットマップを作り、一部を除き、全体に貼り付け。
 しかし、作ってみると、着陸できないような大きな翼が下に張り出しているわ、かといって宇宙戦闘機と主張するには翼が無意味に大きいし、だいいち、空気取り入れ口が付いているし。その上、宇宙じゃ無意味な迷彩塗装まで付けてしまったのでは^^; 解釈に悩みました。
 ともかく、EDENASで高品位レンダリングして、ファイルに書き出し。背景まで含めた完全な作品にはやりにくいので、背景はPhotoShopで合成としました。
 MicrografxのSuite2に添付のクリップアート集から、なんとか空の画像を探し出してこれを利用。あとは、PhotoShop 4.01で合成。ちなみに、ちょっとだけ凝った合成をやってます。レンダリングした機体は、そのまま合成すると、浮き上がってしまって嘘っぽいので、移動のぼかしを掛けています。この画像は写真撮影されたものと仮定して、1枚ごと、カメラと飛行機の相対速度を想定し、ぼかしのレベルを変えてあります。また、フレームの中の飛行機の位置も、カメラで高速飛行する飛行機を追いかけたら、こんなアングルになるだろうな、と考えながら決定しています。
 最後にJPEGで書き出して、完成となりました。
 あ、そうだ。VRML版も作れば良かったかな^^;

FA-99 Picture 2

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作成:川俣 晶
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