ガンフロンティア掲載のプレイコミックを5冊入手した。
- 1973-02-10
- 1973-12-08
- 1974-08-24
- 1974-09-14
- 1974-12-14
これで、連載と単行本の違いがある程度分かった。
以下の箇条書きでまとめる。
- 連載にはサブタイトルが存在しない。第X部またはVOL.XXである。
- 扉ページのみ全エピソード作り直されていると思われる。ただし、使用されているイラストは同一である
- 雑誌で2色だったページが単行本では1色になっている場合がある
- 加筆、修正のページがあるのは連載の初期に多いようである
- 連載は毎号ではなく飛び飛びだったと思われる
ガンフロンティア掲載誌のプレイコミックを見ていると、石ノ森章太郎のセクサドールも連載されているし、あずまひでおのコミックも掲載されていて全体的に豪華である。しかしながらガンフロンティアだけは特に誌面の密度が高い印象を残す。
その後、密度の高さで大友克洋ショックが起こるが、その前に誌面の密度の高さで松本零士ショックがあったのではないだろうか。
逆に、なぜ松本零士はベタが多いのかという理由も分かった。高密度の誌面を全て描いて埋め尽くすことは現実的にはできない。そこで部分的に描いて残りをベタにする方法で見た目のインパクトを確保しつつ工数を削減したのではないか。
また、毎号掲載されていないのも、描く手間の問題が関連している可能性がある。