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物欲博物館 SONY EV-S550


2000年4月16日撮影

最終更新: Mon Sep 12 15:30:06 2011


 ここは、SONY製のビデオデッキEV-S550の思い出を記すページです。


記録

1号機

2号機

経緯

 始めに断っておくが、EV-S550は2台所有した。これを1号機、2号機と称して区別する。

 1号機は、旭川の近沢隆光氏を訪問する際に、長期間家を空けることになるので、録画したい番組を録画するために、訪問に先立ち近沢隆光氏の手配で購入した。(このとき、同時にEDV-8000も購入したと記憶する)。この当時、私は、8mmデッキとして、EV-S350とEV-S900を所有していたが、EV-S900のあまりの出来の悪さに頭に来ていたのだ。ともかくトラブルが多く、予約した筈の番組を録画しないことなど、日常茶飯事であった。そのため、もっとマシなEV-S350が欲しかったが既に入手できず、それに近い機種としてEV-S550を選択した。

 2号機は、それから、かなり時間が経過した後で購入した。当時、デジタル音声機能を持った低価格の8ミリデッキが製品ラインナップ上に存在せず、ずっともやもやしていた。私は、Hi8を日常的に使わないので、ノーマル8mmデッキでも問題は無かった。そのため、型落ちモデルのEV-S550が安売りしていれば、いつでも買おうと思っていた。ところが、近所の電気店にEV-S550が長期間展示してあったのだが、型落ちになっても値段が落ちないのである。それでも、手頃なデッキがないことに頭に来ていたため、とうとう、高くても良いから思い、これを買いに行った。すると、店員の方も、売れ残りとして持て余していたようで、値札よりも安く売ってくれた。しかしながら、運用していると、どんどんトラッキングがずれていき、このデッキで録画したテープを他のデッキで再生できない現象が起き、修理に出しても、再び同じ現象が起きるため、運用から外した。

感想

 1号機は、大変に動作が安定しており、トラブルを起こす頻度も非常に少なく、また、EV-S350と異なり、長期間の稼働に耐えた。地味ではあるが、大変に助かったマシンである。ともかく、ちゃんと動く。それだけでありがたいと言うのが、8mmビデオというフォーマットの実状であった。

 2号機は、使っているうちにトラッキングがずれていく癖があり、修理に出しても直らなかった。

 上記のことから、最初はEV-S550というモデルが優秀なのかと考えたが、2号機の惨状を見るに、1号機はたまたま当たりの個体を買っただけ、というのが妥当な評価だろう。とはいえ、2号機もトラッキングずれの問題を別にすれば、十分すぎるほと仕事をしたといえる。2号機の評価ランクは「スカ」としたが、実際にはこれ以下の「論外」という機種もあることにご注意いただきたい。EV-S900とEV-S1500の評価は最低の最低「論外」である。

写真

1号機

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前面

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前面(パネルオープン時)

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上部

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左側面

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背面

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背面の記述

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右側面

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底面

2号機

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上面

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前面

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前面(パネルオープン時)

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左側面

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背面

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右側面

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底面

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背面の記述

ディティール

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背面AV入出力端子部

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本機は上部にポケットがなく、その分、背面に設定スイッチがあった。×2音声のスイッチは、倍速再生時に音声を出力するかどうかの設定。つまり、番組の早見早聞きが可能であった。地味だがポイントは高い機能だ。



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作成:川俣 晶
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