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2009年04月22日
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SMマニアの男はなぜ後になって早名礼子を再訪したか

Written By: オータム連絡先

 早名礼子の男性遍歴の考察が正しいと仮定すると、元旦那はSMマニアの男から早名礼子を奪って自分のものにしたことになります。

 その経緯は作中で描かれないので明確ではありません。

 しかし、作中でSMマニアの男が最後に1回だけ早名礼子とやりたい、としてやってくるのは唐突かつ奇異であると言えます。

 ここでは、この問題を考察します。

前提条件 §

 作中に見られる前提条件は以下の2点です。

  • 早名礼子はSMマニアの男に愛想を尽かしている (よりを戻す意思は全くない)
  • SMマニアの男は早名礼子に未練を持っている (納得して手放したわけではない)

 2つめの条件から、SMマニアの男は元旦那より強制的に早名礼子を手放すことを要求されたと考えられます。

 とすれば、1つめの条件はこの手順においてSMマニアの男が早名礼子の期待通りに振る舞わなかったことを示唆します。(それ以前は問題なく親しく付き合っていたと考えられるため、原因はここに求めることが妥当と思われます)

 早名礼子が男に期待するものが「強制と支配」による「服従と奉仕」であったと考えるなら、彼女が求める男は「支配者」である必要があります。しかし、彼女が愛想を尽かしたということは、元旦那と向き合ったとき、SMマニアの男は「支配者」から「服従者」に転落したことが推測されます。

なぜ再訪するのか §

 とすれば、SMマニアの男とは元旦那に対する「服従者」となり、元旦那の所有物である早名礼子に手出しなどできるはずがありません。

 これは、元旦那の死によって状況が変ります。服従を強要する者が消失したことにより、SMマニアの男は早名礼子に会いに行くことが可能となります。従って、この訪問は作中の元旦那の死という出来事よりも後に発生することになります。

再訪のタイミングの問題 §

 SMマニアの男の再訪は、元旦那の死後すぐではなく、かなり後になります。

 しかし、縛って犯す泥棒が入ったエピソードの次のエピソードであり、話題の連続性が見られます。(それにより、出戻始はSMマニアの男を泥棒と間違えた)

 この状況から以下の2つのケースがあり得ることが想定できます。

  1. 泥棒事件を契機にSMマニアの男は早名礼子がフリーであることに気付き、再訪を申し入れた
  2. SMマニアの男は再訪をもっと早い時期から望んでいたが、泥棒事件まで早名礼子はそれを受け入れなかった

 前者であれば、SM的要素のある事件であるために、SMマニアの男がそれに気付いたとも考えられます。後者であれば、SM的事件によって早名礼子の気持ちが変ったとも考えられます。

 この時点の早名礼子は、特に理由がない状況で出戻始以外の男との性行為を容易には受け入れないので、前者の可能性が高いとも考えられます。最後の思い出に1回だけ、といった要求に早名礼子は弱いので、受け入れた可能性があり得ます。

SMマニアの男は「支配者」を貫徹した §

 しかし、誤解が解けた後の再訪問でSMマニアの男は早名礼子に歓迎されていません。これはSMマニアの男を拒絶したというよりも、出戻始が知っている状況でSMマニアの男と性行為を行う状況に反感を抱いた、とも考えられますが定かではありません。

 とはいえ、SMマニアの男はするべきことはした、と告げます。つまり、やりたいことは貫徹したという意味です。より具体的に言えば、早名礼子には歓迎されなかったが、行為は強制したことを意味します。

 実はこれはSMマニアの男が「支配者」の立場を早名礼子に対して復権したことを意味します。立派な「支配者」は早名礼子の嗜好からして受け入れる対象となります。従って、早名礼子はSMマニアの男のするべきことを受け入れたと考えられます。

 これは、最後のプレイにおいて、お互いに相手に対して良い印象を残した綺麗な別れである、とも言えます。

 それゆえに、この2人には後腐れのようなエピソードが無く、SMマニアの男が再登場することはありません。

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