今になって気付くことはあるもので。
このブログはシヌノラに注目するというテーマがあるので、シラヌノと無関係な女性キャラは全て軽く流していたようなところがあります。
しかし、不適切でした。
実は、【ミス イザナミの乱行】のイザナミはシヌノラと重なる非常に多くの特徴を持っています。
共通点は以下の通りです。
- セックスを拒否しない。誰でも受け入れる。優しい女
- ゴーストウェスターナーを拒否しない (むしろ許容している)
- 自分の意志でトチローらへの同行を望む
そのようなことから、イザナミは第2のシヌノラではないかと思うわけです。
しかし、イザナミがシヌノラのようなキャラだと考えると以下の点で不自然です。
- エピソード内で簡単に死んでしまう
- 見せ場になるはずのトチローとのエロシーンがない
そこで、イザナミは本来シヌノラのポジション担うべきキャラとして用意されたが、イザナミが旅に参加する案は最終的に没になったという仮説を立ててみました。
そうすると、割としっくりと解釈ができることに気付きました。
- イザナミは黒髪であり、シヌノラと絵的に識別しやすい
- ハーロックと寝てばかりのシヌノラに対して、トチローの相手役としてイザナミは相応しい
- かなりの割合のエロシーンをシヌノラが担う不自然さを緩和できる
- イザナミは単純にエロ強化のテコ入れ要員と見ることもできる
- イザナミは名前からゴーストウェスターナーと思われるが、女のゴーストウェスターナーの出番を増やせる
- 最終回の【いつもハーロックとセックスしていたのに、なぜか最終回だけトチローの子を妊娠できるシヌノラ】という不自然さを緩和できる。イザナミが毎回のようにトチローとセックスしていれば、トチローの子を妊娠していても不自然ではない
- ダブルヒロインになると、【心ゆくまで一対一でセックスするのが流儀】というトチローとハーロックの性格設定が生きる。そのようなポリシーがないならシヌノラをサンドイッチすれば良いだけのこと。だが、ポリシーがある以上、ダブルヒロインの方が収まりが良い
イザナミが旅に参加しなかったのは単純に、ページ数の削減が続きイザナミを活躍させる余地がなくなったからではないかと推測します。
そのように考えると、実はこのエピソードの【銭湯で5人組織の男から犯されるシヌノラ】というシーンの解釈も変わります。本来なら、このシーンで何らかの密談が成立してシヌノラが裏切る展開が存在した可能性もあります。
ただし、シラヌノがトチローとハーロックを本気で裏切る可能性はあまりないので、【ゴーストウェスターナーの地図と引き替えにトチローとハーロックの助命を組織に嘆願する】ぐらいの展開が想定できるような気がします。
その後の展開で想定できることは以下の通りです。
- 女だけでの街では、シヌノラとイザナミのレズ行為が描かれた可能性がある
- 【シタルネン】では何の伏線も前置きもなくゴーストウェスターナーの女が出てきてシタルネンに強姦されるが、ここで犯されるのがイザナミなら唐突感がない。また何の伏線も前置きもなくゴーストウェスターナーの男が出てくるが、イザナミの関係者なら唐突感が和らぐ
- 【ベアロックの堅い肉】ではシヌノラ誘拐が唐突すぎるが、ベアロックが対抗したかったゴーストウェスターナーの関係者がイザナミだったとすれば唐突感が和らぐ
- 【ジャマシティのマッチロック】もよく考えるとおかしい。シヌノラは組織の裏切り者だから、トチローとハーロックをおびき寄せる人質になる前に裏切り者として扱われる可能性がある。実は誘拐されるのはイザナミだったと思えば不自然さはない
- 【生肉と吊し首】では、【火を使わない街】という設定と【殺人事件】と【ゴーストウェスターナーの女が犬とエロショーをさせられている】という状況が噛み合っていない。本来のストーリー構成を変更しているうちにこうなってしまったのではないか
- 【ロッキー山脈のガニマタ群】では、シヌノラがインディアンの女のように殺される必然性がない。有色人種のイザナミなら必然性はある
考察 §
もし、終盤にあってイザナミが担うはずだったエロシーンをシヌノラが代行していると考えても意外と違和感がありません。
なぜでしょうか。
それは、そもそもシヌノラ自身が複数のヒロインのエロ要素を集めて作られた複合的なキャラだったからではないでしょうか。
しかし、そのシヌノラでも担えない展開があると、その都度唐突に白人やゴーストウェスターナーの女性が登場してエロシーンを見せて死んでいったのではないでしょうか。