プレイコミック1973-09-22と1973-10-27を入手したことで、この問題の研究が意外にも進展した。
プレイコミック1973-09-22に収録されていたのは、VOL.14でウンチシターとミダランド・シティーの血闘である。内容的には単行本のものとほぼ同じである。特に追加ページなどもない。
プレイコミック1973-10-27に収録されていたのは、VOL.16でマスタウン&イレタウンの途中からである。ハーロックがシラヌノを助けに入って拳銃が落ちているページから始まっている。また、扉絵も単行本では見たことがない逆さまのトチローというイラストが使用されている。

単行本では、ウンチシターとミダランド・シティーの血闘の次がマスタウン&イレタウンであるから、整合性から行くとプレイコミック1973-10-13にはVOL.15としてマスタウン&イレタウンの最初の数ページが掲載されていないとおかしいことになる。(中間にあるのはこの号だけのはずである)
つまり、単行本の1エピソードが連載2回分というケースの存在がほぼ確認された。
同じようなケースがもう1つあったとすれば、連載回数の差と単行本のエピソード数の差は単行本未収録エピソードが原因ではないことになる。
つまり、【単行本未収録エピソードは存在しない】ことになる。
ただし、扉絵だけは別で、【単行本で使用されなかった扉絵が2枚存在する】ことになる。
うち1枚は、上記の逆さまのトチローである。
もし、この仮説が事実なら、ウンチシターとミダランド・シティーの血闘とイエロークリークに風が吹くの間に2回に分載されたエピソードが存在することになる。これはプレイコミックを見て確認するしかない。そのような機会があることを祈る。
もちろんこの仮説が間違っている可能性もあるので、現物の確認が最も望ましい。