はたと気付いたことがある。
【ガンフロンティアへの出発】において、シヌノラは,質屋に全裸を見せる理由が何も存在しない。仮に「裸になれば高く買ってやる」と質屋が言ったとしても、シヌノラには高く買ってもらわねばならない理由がない。
そのことから、シヌノラには自分の裸を他人に見せて喜ぶ露出趣味があるのか気になってシヌノラが脱いだ状況のリストを作成してみた。
このリストでは明瞭なセックスを除いてシヌノラが脱いだ回数は18回でしかない。
しかも、未遂や半脱ぎもあり、本当に脱いだ回数はかなり限定的である。
全体的な傾向はこうなる。
- 序盤には多く、中盤は少なく、終盤でまた復活している。ページ数が減った中盤はセックス重視でまとめるしかなかったと思われる。しかし、セックスばかりでは変化が乏しいので、終盤には脱ぐシーンも復活したと思われる
- 脱がされてシヌノラが怒ったのは、ビールを下の口から飲まされた時と、股割きからの解放が遅れたときである。しかし、他のケースで怒っていないことから、怒った理由はビールと股割きにあると思われる
- 従って、シヌノラは脱がされることには一切抵抗感がなく、「脱げ」と命令されると割と簡単に脱いでしまう
- 実は自発的に他人に見せているケースもそこそこある
結論 §
結論としては、シヌノラには露出趣味が存在し、基本的に全裸にされたこと、あるいは全裸を見られたことに対して怒ることはない。また自発的に脱いで他人に自分を見せるケースも多い。
それにも関わらず、作品中でシヌノラが脱いでいる箇所が少ないのは、セックスをしているケースがそれ以上に多いからと言える。
つまり、シヌノラは本質的に男なら誰でも受け入れる色情狂的な性格であり、以下には抵抗感がない。
- 一般男性との性行為 (初期には組織の男との性行為)
- (強姦のために)拉致されること
- 縛られること
- 強姦されること
- 不特定の者達から裸を見られること
なんと、縛られて強姦されたときですら不快感を示していない。
実はこれに該当しないものに対しては不快感を示す。
そうすると、実は以下の疑問が出てくる。
- 【ガンフロンティアへの出発】のスケベな質屋にはなぜ裸を見せただけでそれ以上をしなかったのか
質屋はスケベであり、しかも立派な男だ。
シヌノラにセックスを求めない理由が存在しない。
その直後の市長の護衛とは実際に連れ込み宿に行っているのである。
質屋のセックス要求をシヌノラは受け入れたはずである。
質屋は二人目の客が持ち込んだ半裸の女性二名を喜んで預かるつもりだったぐらいのスケベな性格である。シヌノラに何も要求しないとは思えない。
女二人が雇った刺客が危険なので、早急にトチローとハーロックに警告しなければならない、ということはない。なぜなら、最初の刺客はトチローとハーロックが自分で処理しているからだ。
とすれば、シヌノラが嘘を付いていないとすれば【質屋が合体前に射精しちゃった】というあたりが妥当だろう。ちょっとウブな質屋であるから、シヌノラが手で触っただけで出しちゃったという可能性はありそうに思える。それを見てシヌノラがセックスを断ったということなのかもしれない。
